最終更新日:2026年9月10日
はじめてのMac
MacでWord・Excelを使う方法
Macを検討していて気になるのが、仕事や学校で使うWordやExcelのファイルを開けるのか、という点です。Macでは、MicrosoftのOfficeアプリを使う選択肢のほか、Apple純正のPages・Numbers・Keynoteで対応するOffice形式のファイルを開いたり、書き出したりできます。PagesではWord、NumbersではExcel、KeynoteではPowerPointの形式を扱います。この記事では、AppleとMicrosoftの公式情報をもとに、選択肢の違いと使い分けを整理します。
IT初心者の七海さん
大介先輩、Macを買おうか迷っているんですが、WordやExcelのファイルは開けるんでしょうか。会社ではWindowsを使っているので、そこが不安で…。
IT上級者の大介先輩
選択肢は3つあるよ。①Mac版のOfficeを使う ②Web版のOfficeを使う ③Apple純正のPages・Numbers・Keynoteを使う。PagesではWord、NumbersではExcel、KeynoteではPowerPointの形式を扱える。Appleは、フォントが見つからない場合などに表示が違って見えることがあると案内しているから、相手とOffice形式のファイルを何度もやり取りする場合は、Mac版のOfficeを選ぶ方法もあるよ。
この記事でわかること
- MacでWord・Excelを使う3つの選択肢
- Office for Macで使えるアプリと、対応するmacOSの考え方
- Pages・Numbers・KeynoteでOffice形式を開く・書き出す手順
- それぞれのアプリが対応しているファイル形式の一覧
- 用途による使い分けの考え方
結論
Mac版のOffice、Web版、Apple純正アプリの3つから選べます
Microsoftによると、macOSを実行しているデバイスでは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、OneDrive、Teamsの各Officeアプリを使用できます。Mac用のOfficeが用意されており、Windowsと同じアプリ名で使えます。
Apple純正のPages・Numbers・Keynoteという選択肢もあります。Appleは、Word、Excel、PowerPointのファイルをPages、Numbers、Keynoteのファイルに変換することもできますとし、逆にPagesの書類をWordに、NumbersのスプレッドシートをExcelに、KeynoteのプレゼンテーションをPowerPointに変換する手順も案内しています。
Macで使う3つの選択肢

MacでWordやExcelのファイルを扱う方法は、大きく3つに分かれます。どれを選ぶかで、使い方と利用条件が変わります。
※図解は説明用に作成したものです。操作画面は、AppleおよびMicrosoftの公式情報および公開資料をもとに再現した説明用画像です。実際の表示は、macOSやアプリのバージョン、設定などにより異なる場合があります。
- Mac版のOffice:Word、Excel、PowerPointなどをMacにインストールして使います
- Web版のOffice:ブラウザーでWord、Excel、PowerPointなどを開いて使う方法です。利用できるアプリや機能は、契約や組織の設定によって異なります
- Apple純正のPages・Numbers・Keynote:PagesではWord、NumbersではExcel、KeynoteではPowerPointの対応形式を開いたり、書き出したりできます
(参考:Microsoft公式「Office for Macの概要」「Microsoft 365 で Web 用 Office の使用を開始する」/Apple公式サポート「Pages、Numbers、KeynoteファイルをMicrosoft Word、Excel、PowerPoint、PDFなどに変換する」)
PC STORE編集部からの補足|提供形態と価格は変わります
Officeの提供形態(買い切り型とサブスクリプション型)や価格は、時期によって変わります。この記事では価格には触れず、Macで使えるかどうかと、ファイル形式の扱いに絞って解説します。買い切りとサブスクの違いは「Office 2024とMicrosoft 365の違いと選び方」で解説しています。契約や価格については、Microsoftの公式サイトで最新の情報をご確認ください。
Mac版のOfficeを使う
Microsoftは、macOSを実行しているデバイスでは、次のOfficeアプリを使用できますとして、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、OneDrive、Teamsを挙げています。Windowsで使っているものと同じアプリ名です。
対応するmacOSの考え方
ここが中古Macを検討する際の確認点になります。Microsoftは、Office for Macは、最新の3つのバージョンのmacOSでサポートされていますとし、macOSの新しいメジャーバージョンが一般公開されると、Microsoftは最も古いバージョンのサポートを削除し、最新バージョンと以前の2つのバージョンのmacOSをサポートしますと説明しています。
つまり、対応するmacOSは固定ではなく、新しいmacOSが出るたびに繰り上がっていきます。古いMacを選ぶ場合は、そのMacが対応しているmacOSのバージョンとあわせて考える必要があります。中古Macの確認項目は「中古Macの選び方と購入前チェックリスト」で解説しています。
チップの違い
AppleシリコンとIntelのどちらでも使えます。Microsoftは、OfficeではAppleシリコンとIntelベースのMacデバイスの両方をネイティブにサポートしていますとし、すべてのインストールおよび更新プログラムパッケージは、ユニバーサル2形式で提供されますと説明しています。
(参考:Microsoft公式「Office for Macの概要」)
Pages・Numbers・Keynoteとは

Apple純正の3つのアプリです。役割はそれぞれ、Pagesが文書作成、Numbersが表計算、Keynoteがプレゼンテーションにあたります。Word・Excel・PowerPointと同じ用途に対応しています。
この3つのアプリの特徴は、Office形式のファイルをそのまま扱える点です。Appleは、Word、Excel、PowerPointのファイルをPages、Numbers、Keynoteのファイルに変換できるとし、その逆の変換も案内しています。変換の際、ファイルを変換すると、新しい形式のコピーが作成されます。元のファイル形式は変わりませんと説明されています。
PC STORE編集部からの補足|同じ見た目になるとは限りません
Appleは、Word・Excel・PowerPointのファイルをPages・Numbers・Keynoteで開くときについて、ファイルを開くときに、フォントが見つからない、またはファイルがその他の点で違って見えるというメッセージが表示される場合がありますとしています。書式が複雑な資料や、相手と行き来しながら編集する資料では、この点が判断材料になります。
(参考:Apple公式サポート「Pages、Numbers、KeynoteファイルをMicrosoft Word、Excel、PowerPoint、PDFなどに変換する」)
Office形式で書き出す・開く

実際の手順です。Appleが案内している方法を、書き出す場合と開く場合に分けて整理します。
Word・Excel・PowerPoint形式で書き出す
ファイルを開いた状態で、ツールバーの共有ボタンをクリックし、「書き出して送信」をクリックします。次に書類のフォーマットを選択します。Appleの説明では、Pagesの書類をWordに変換するには「Word」を選択、NumbersのスプレッドシートをExcelに変換するには「Excel」を選択、KeynoteのプレゼンテーションをPowerPointに変換するには「PowerPoint」を選択します。お使いのアプリに応じて、PDFやその他の各種ファイルフォーマットにも変換できます。
Macでは、変換したファイルを保存するときに「保存」をクリックし、保存先を選択します。共有する場合は「コピーを送信」をクリックし、ファイルの送信方法を選択してから送信します。
Word・Excel・PowerPointのファイルを開く
Appleは、Macでの方法を2つ案内しています。
- Finderから:「control」キーを押しながらファイルをクリックし、「このアプリケーションで開く」を選択し、ファイル形式に対応するPages、Numbers、またはKeynoteを選択します
- アプリから:Pages、Numbers、Keynoteの各アプリで「ファイル」>「開く」の順に選択し、ファイルを選択して「開く」をクリックします
Appleは、グレイ表示になっているファイルは、対応していないファイル形式ですとしています。選べない場合は、そのアプリが対応していない形式ということになります。
PC STORE編集部からの補足|古い形式で渡したいとき
Appleは、Microsoft Officeの古いファイルフォーマット(DOC、XLS、PPTなど)で書き出す必要がある場合は、代わりに最新のXMLフォーマットで書き出してから、該当するOfficeアプリでそのファイルを開いて、古いフォーマットに書き出してくださいとしています。Pages・Numbers・Keynoteから直接、古い形式で書き出すことはできません。提出先が古い形式を指定している場合は、この点を確認しておいてください。
(参考:Apple公式サポート「Pages、Numbers、KeynoteファイルをMicrosoft Word、Excel、PowerPoint、PDFなどに変換する」)
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対応しているファイル形式
Appleが公開している一覧から、Office形式に関わる部分を整理します。
Pages
書き出せる形式:Microsoft Word(Office Open XML/DOCX)、PDF、EPUB、リッチテキストフォーマット(RTF/RTFD)、標準テキストファイル(TXT)、Pages ’09(Macのみ)、イメージ(HEIC、JPEG、PNG、TIFF)。
開ける形式:すべてのPagesバージョン、Microsoft Word(Office Open XML/DOCX)、リッチテキストフォーマット(RTF/RTFD)、標準テキストファイル(TXT)。
Numbers
書き出せる形式:Microsoft Excel(Office Open XML/XLSX)、PDF、カンマ区切りのテキストファイル(CSV)、タブ区切りのテキストファイル(TSV)、Numbers ’09(Macのみ)。
開ける形式:Numbersのすべてのバージョン、Microsoft Excel(Office Open XML/XLSX)、カンマ区切りのテキストファイル(CSV)、タブ区切りのテキストファイルまたは固定幅のテキストファイル。
Keynote
書き出せる形式:Microsoft PowerPoint(Office Open XML/PPTX)、PDF、イメージ(HEIC、JPEG、PNG、TIFF)、アニメーションGIF、ムービー(MOV)、ムービー(M4V/Macのみ)、Keynote ’09(Macのみ)、HTML(Macのみ)。
開ける形式:すべてのKeynoteバージョン、Microsoft PowerPoint(Office Open XML/PPTX)。
PDFの扱いについては「Mac OSで効率的にPDFを編集・結合する方法」もあわせてご覧ください。(参考:Apple公式サポート「Pages、Numbers、KeynoteファイルをMicrosoft Word、Excel、PowerPoint、PDFなどに変換する」)
用途で使い分ける

どれを選ぶかは、ファイルを誰とやり取りするかで変わります。判断の材料になる点を整理します。
Office形式のファイルを、相手と行き来しながら編集する場合。Appleは、Pages・Numbers・KeynoteでOffice形式のファイルを開くときに、フォントが見つからない、またはファイルがその他の点で違って見えるというメッセージが表示される場合があるとしています。Office形式のまま継続して編集する必要がある場合は、Mac版のOfficeを使う選択肢があります。
自分で作って、完成したものを渡す場合。Pages・Numbers・Keynoteから、対応するWord・Excel・PowerPoint形式で書き出せます。相手が求める形式を確認し、必要に応じてPDFとして書き出します。
閲覧や簡単な編集が中心の場合。Web版のOfficeをブラウザーで使う方法もあります。利用できるアプリや機能は契約や組織の設定によって異なるため、使える範囲を確認してください。できることと制限は「Officeは無料で使える?Web版の機能と制限」で解説しています。
Macを使い始める際の設定全般は「はじめてのMac 使い方・設定 総合ガイド」にまとめています。(参考:Apple公式サポート「Pages、Numbers、KeynoteファイルをMicrosoft Word、Excel、PowerPoint、PDFなどに変換する」)
よくある質問

MacでもWordやExcelは使えますか?
使えます。Microsoftは、macOSを実行しているデバイスでは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、OneDrive、Teamsの各Officeアプリを使用できる、としています。あわせて、Apple純正のPages・Numbers・KeynoteでもWord・Excel・PowerPointのファイルを開いたり、その形式で書き出したりできます。どちらを選ぶかは、ファイルを誰とやり取りするか、書式がどのくらい複雑かによって変わります。提供形態や価格は時期によって変わるため、契約についてはMicrosoftの公式サイトでご確認ください。
Pagesで作った書類をWindowsの人に送れますか?
Word形式またはPDFに書き出して送れます。Appleは、Pagesの書類をWordに変換するには「Word」を選択する、と案内しています。ファイルを開いた状態でツールバーの共有ボタンをクリックし、「書き出して送信」を選んで書類のフォーマットを指定します。Macでは「保存」をクリックして保存先を選ぶか、「コピーを送信」から送信方法を選択します。相手が求める形式を事前に確認し、Word形式またはPDFで書き出します。
古い形式(.doc や .xls)で書き出せますか?
直接は書き出せません。Appleは、Microsoft Officeの古いファイルフォーマット(DOC、XLS、PPTなど)で書き出す必要がある場合は、代わりに最新のXMLフォーマットで書き出してから、該当するOfficeアプリでそのファイルを開いて、古いフォーマットに書き出してください、としています。つまり、いったんDOCXやXLSXで書き出したうえで、Office側で変換する形になります。提出先が古い形式を指定している場合は、この手順が必要になる点を確認しておいてください。
中古のMacでもOfficeは動きますか?
対応するmacOSのバージョンが判断材料になります。Microsoftは、Office for Macは最新の3つのバージョンのmacOSでサポートされているとし、macOSの新しいメジャーバージョンが一般公開されると、最も古いバージョンのサポートを削除して、最新バージョンと以前の2つのバージョンをサポートする、と説明しています。対応するmacOSは固定ではなく繰り上がっていくため、中古Macを選ぶ際は、そのMacが対応しているmacOSのバージョンとあわせて考えてください。なお、チップについては、AppleシリコンとIntelベースのMacデバイスの両方をネイティブにサポートしている、とされています。
Excelのファイルを開いたら、表示が崩れました。
Appleは、Word・Excel・PowerPointのファイルをPages・Numbers・Keynoteで開くときに、フォントが見つからない、またはファイルがその他の点で違って見えるというメッセージが表示される場合がある、としています。フォントがMac側にない場合などは、表示が異なることがあります。相手とOffice形式のファイルを継続して編集する場合は、Mac版のOfficeを使う選択肢があります。完成した資料を渡す場合は、必要に応じてPDFとして書き出します。
まとめ
MacでWordやExcelのファイルを扱う方法は3つあります。Mac版のOffice、Web版のOffice、Apple純正のPages・Numbers・Keynoteです。MicrosoftはmacOSでWord、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、OneDrive、Teamsを使用できるとしており、AppleシリコンとIntelの両方をネイティブにサポートしています。ただし対応するmacOSは最新の3つのバージョンで、新しいmacOSが出るたびに繰り上がります。
Apple純正のアプリでもOffice形式を扱えます。書き出しは共有ボタンから「書き出して送信」を選び、Word・Excel・PowerPointなどの形式を指定します。開くときは、Finderで「control」キーを押しながらクリックして「このアプリケーションで開く」から選ぶか、アプリの「ファイル」>「開く」から選びます。ただし、フォントが見つからない、ファイルが違って見える、というメッセージが表示される場合があるとされています。Office形式のまま継続して編集する必要がある場合はMac版のOffice、完成した資料を渡す場合は純正アプリからの書き出しやPDF、という使い分けが判断の材料になります。
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