最終更新日:2026年9月28日
Windows 10サポート終了ガイド
Windows 10の延長サポート(ESU)は買うべき?|料金・申し込み方法と判断の目安
Windows 10のサポートが終わり、「ESU」という延長の仕組みが気になっている方もいるのではないでしょうか。有料という話も、無料という話もあって、分かりにくいところです。個人向けのESUは、条件を満たせば追加費用なしで登録でき、Microsoftの案内では2027年10月12日まで利用できます。ただし、受け取れるのはセキュリティ更新だけで、期限が来れば終わる仕組みです。この記事では、ESUの料金・申し込み方法・メリットとデメリット、そして「自分は登録すべきか、移行すべきか」を考える目安を、Microsoftの公式情報をもとに整理します。専門用語には折りたたみの用語解説をつけました。
Windows 10のサポートが終わったって聞いて…。延長できる「ESU」っていうのがあるんですよね?でも有料って話も、無料って話もあって、よく分からなくて。私は買うべきなんでしょうか?
ポイントは3つ。個人なら条件次第で追加費用なしで登録できる。ただし2027年10月12日までの時間稼ぎ。根本的な解決はWindows 11への移行なんだ。状況に合わせて選べばいいよ。順番に整理していこう。
この記事でわかること
- ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)とは何か
- 個人向けESUに登録する3つの方法と費用
- 申し込み(登録)の手順と前提条件
- ESUのメリットとデメリット
- ESUが向く人・移行を考えたい人の目安
- 根本解決としてのWindows 11移行の考え方
結論
個人は条件次第で追加費用なしで登録できます。ただしESUは2027年10月12日までの時間稼ぎです
ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)とは、サポートが終了したWindows 10で、重要なセキュリティ更新を受け取れる仕組みです。Windows 10のサポートは2025年10月14日に終了しました。Microsoftの案内では、個人向けのESUは2027年10月12日にプログラムが終了するまで、いつでも登録でき、その日までセキュリティ更新が提供されます。すでに登録している場合は、その日まで自動的に継続し、手続きは不要とされています。
大切なポイントが3つあります。ひとつ目は、個人(家庭利用)なら、PCの設定を同期していれば追加費用なしで登録できること。ほかにMicrosoft Rewardsのポイントと交換する方法、1回限りの購入の方法があります。ふたつ目は、期限があること。受け取れるのは「緊急」「重要」のセキュリティ更新で、新機能や技術サポートは含まれません。みっつ目は、根本的な解決にはならないこと。OS自体は古いままなので、いずれはWindows 11が動くパソコンへの移行を考える必要があります。この記事では、ESUの申し込み方と、「今移行するか、ESUでつなぐか」を考える目安を、中古パソコン販売店の立場から整理します。
ESUとは何か|まず仕組みを理解

まず、ESUが何なのかを整理します。ESUは「Extended Security Updates」の略で、日本語では「拡張セキュリティ更新プログラム」と呼ばれます。
役割は限定的です。Microsoftは、ESUについて、Windows 10 バージョン22H2のデバイスに、「緊急」および「重要」に分類されるセキュリティ更新プログラムを提供するものだと説明しています。そのうえで、その他の種類の修正、機能向上、製品の改良は提供されず、技術的なサポートも提供されない、としています。セキュリティの穴をふさぎ続けるための、つなぎの仕組みです。
ESUは「セキュリティ更新だけ」の延長
ESUで受け取れるのは、セキュリティ更新のみです。Windows 10が新しく便利になるわけではありません。Microsoftは、ESUを、Windows 11への移行期間中にWindows 10のPCを引き続き使うための選択肢として位置づけています。サポート終了後にやることの全体像はWindows 10サポート終了後にやるべきこと|対応の確認・アップグレード・買い替えもあわせてご覧ください。
ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)
Extended Security Updatesの略で、サポートが終了したWindowsに、重要なセキュリティ更新を延長して提供する仕組みです。Windows 10では、サポート終了(2025年10月14日)後も、登録すれば、個人向けは2027年10月12日までセキュリティ更新を受け取れます。新機能の追加や技術サポートは対象外で、安全性を保つための延長措置という位置づけです。
料金|3つの登録方法

いちばん気になる料金です。Microsoftの案内では、個人向けのESUには3つの登録方法があります。
| 方法 | 費用 | 条件・ポイント |
|---|---|---|
| PCの設定を同期する | 追加費用なし | Windowsバックアップで設定を同期している場合 |
| Microsoft Rewards | 1,000ポイントと交換 | Rewardsのポイントを使う |
| 1回限りの購入 | 30米ドルまたは現地通貨の相当額(税別) | Microsoftアカウントで購入 |
どの方法でも期限は同じ
Microsoftは、すべての登録方法で、2027年10月12日までの拡張セキュリティ更新プログラムが提供される、と案内しています。どの方法で登録しても、受け取れる更新の内容や期限は変わりません。また、登録するとESUのライセンスは登録に使ったMicrosoftアカウントに関連付けられ、既存のESUライセンスを最大10台のデバイスで使える、とされています。
個人向けと組織向けの違い
この記事で扱っているのは、個人(家庭)向けのESUです。Microsoftは、個人向けのESUは商用のシナリオでは使えないとし、キオスクモードのデバイスや、Active DirectoryのドメインやMicrosoft Entraに参加しているデバイス、MDM(モバイルデバイス管理)に登録しているデバイスは対象外としています。ただし、Microsoft Entraへの「参加」ではなく「登録」のみのデバイスは、個人向けESUを利用できると案内しています。企業や教育機関などの組織でESUを使う場合は、Microsoftの組織向けの案内(「拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)を有効にする」)をご確認ください。
申し込み(登録)の手順

登録は、Windowsの設定画面から行います。先に前提条件を確認しておきましょう。
条件を整える|事前準備
Microsoftが示している前提条件です。
-
バージョン
Windows 10 バージョン22H2(Home、Pro など対象のエディション)。 -
更新
最新のWindows Updateをインストールしておきます。 -
準備パッケージ
ESUライセンス準備パッケージも必要です。適用に必要な条件はMicrosoftの公式案内で確認してください。 -
アカウント
管理者のMicrosoftアカウントでサインインします。子ども用のアカウントは使えません。
更新を開く|登録メニュー
条件を満たすと登録のリンクが表示されます。
-
たどる
「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開きます。 -
探す
ESUに登録するためのリンク(「今すぐ登録」)を探します。
登録する|画面に従う
案内に沿って登録方法を選びます。
-
実行
「今すぐ登録」を選び、表示に従って進めます。 -
確認
登録の状態は、同じ「Windows Update」の画面で確認できます。
Microsoftの案内では、ローカルアカウントでサインインしている場合は、Microsoftアカウントでのサインインを求められます。すでにPCの設定をバックアップしている場合は、そのまま登録へ進む案内が表示されます。バックアップしていない場合は、設定のバックアップを始めるか、Rewardsのポイントを使うか、1回限りの購入にするかを選べる、とされています。
登録のリンクが表示されないとき
Microsoftは、デバイスが前提条件を満たしている場合に、ESUに登録するためのリンクが表示される、と案内しています。表示されない場合は、バージョンが22H2か、最新のWindows UpdateとESUライセンス準備パッケージがインストールされているか、管理者のMicrosoftアカウントでサインインしているかを、順に確かめてください。パソコンの基本的なトラブル対処はパソコンのトラブルシューティング|よくある症状の簡単な解決策と予防法を解説も参考になります。
メリットとデメリット

ESUを判断するために、良い面と注意点の両方を整理します。
ESUのメリット
- サポート終了後も「緊急」「重要」のセキュリティ更新を受け取れる
- 個人向けは、条件を満たせば追加費用なしで登録できる
- すぐに移行できない事情があっても、移行までの時間を確保できる
- 使い慣れたWindows 10の環境を、期限まではそのまま使える
デメリットも正直にお伝えします
一方で、注意点もあります。延長は2027年10月12日までで、その後はまた同じ判断が必要になります。受け取れるのはセキュリティ更新のみで、新機能や技術サポートはありません。また、OS自体は古いままなので、これから出る新しいソフトや周辺機器が対応しなくなる可能性もあります。ESUは「解決」ではなく「先延ばし」だと考えておくと、判断を誤りにくくなります。パソコンの安全な使い方は中古パソコンとウイルス対策|安全に使うための基本と注意点を解説もどうぞ。
ESUが向く人・移行を考えたい人

ESUで延長するか、移行を進めるか。状況別の目安を整理します。
ESUが向く人|事情がある
今すぐ移行できない事情がある人に向きます。
-
例
特定のソフトの都合で、当面Windows 10が必要。 -
例
買い替えの予算や時間を確保したい。
移行を考えたい人|長く使う
これから長く使うなら、移行も選択肢です。
-
例
普段使いで、今後も数年使う予定。 -
考え方
期限が来てから慌てずに済むよう、早めに準備する。
まず確認|11に上げられるか
今のPCがWindows 11に対応しているかを確認します。
-
対応
要件を満たせば、Windows 11にアップグレードできます。 -
非対応
Windows 11が動くパソコンへの買い替えが選択肢になります。
「期限のあとにどうするか」まで考えて選ぶ
ESUで延長しても、2027年10月12日を過ぎると、また同じ判断が必要になります。今のパソコンをこれからも長く使うつもりなら、期限の前に移行の準備を進めておくと、慌てずに済みます。反対に「期限までは、どうしてもWindows 10が必要」という事情があるなら、ESUは有効な選択肢です。なお、Microsoftは、ESUに登録していても、ハードウェアの要件を満たしていればWindows 11にアップグレードできる、としています。移行の考え方はWindows 11無償アップグレードはいつまで?|終了時期・対応条件と買い替え判断を解説が参考になります。
根本解決はWindows 11への移行

ESUは一時的な延長で、長く使い続けるための解決は、Windows 11への移行です。
今お使いのパソコンがWindows 11の要件を満たしていれば、アップグレードできる場合があります。Microsoftは、まずお使いのデバイスがWindows 11にアップグレードできるかを確認することを勧めています。要件を満たさない場合は、Windows 11が動くパソコンへの買い替えを検討することになります。
PC STOREはWindows 11対応の中古パソコンもご用意
PC STOREでは、Windows 11が動作する中古パソコンを、動作確認と保証つきでご用意しています。サポート終了への対応として、用途とご予算に合う一台を正直にご提案します。
サポート終了への備えを
Windows 11対応の中古パソコンへ
ESUの期限までに、移行の準備を進めておく方法もあります。Windows 11対応・保証つきの中古パソコンから、用途と予算に合う一台を選べます。
よくある質問

個人でもESUは無料で使えますか?
条件を満たせば、追加費用なしで登録できます。Microsoftは、PCの設定を同期している場合は追加費用なしで登録できるとしています。ほかに、Microsoft Rewardsの1,000ポイントと交換する方法と、30米ドルまたは現地通貨の相当額(税別)で1回限り購入する方法があります。どの方法でも、2027年10月12日までのセキュリティ更新が提供されます。
ESUに登録すると、いつまで使えますか?
Microsoftの案内では、個人向けのESUは2027年10月12日にプログラムが終了します。その日まで、いつでも登録できます。ただし、登録前はデバイスがより脆弱な状態になる、とMicrosoftは注意しています。期限の前に、Windows 11が動くパソコンへの移行も検討しておくと、慌てずに済みます。
以前に登録しました。期限が延びた分の手続きは必要ですか?
Microsoftは、すでに登録している場合は、2027年10月12日まで自動的に継続し、手続きは不要と案内しています。登録の状態は、「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」でいつでも確認できます。
ESUを使えば、Windows 10をずっと使えますか?
ずっとではありません。ESUで受け取れるのは「緊急」「重要」のセキュリティ更新だけで、個人向けは2027年10月12日までです。新機能の追加や技術サポートはなく、OS自体は古いままです。ESUは移行までの時間を確保するための仕組みと考え、期限までにWindows 11への移行を検討しておくことをおすすめします。
登録のリンクが設定画面に出てきません。
Microsoftは、デバイスが前提条件を満たしている場合に、登録のリンクが表示されると案内しています。Windows 10のバージョンが22H2か、最新のWindows UpdateとESUライセンス準備パッケージがインストールされているか、管理者のMicrosoftアカウントでサインインしているかを確認してください。子ども用のアカウントでは登録できません。
家族で1台を使っています。全員が登録する必要がありますか?
Microsoftは、Windows 10のPCでユーザーがESUに登録すると、そのPC上のほかのユーザーも保護されるとしています。ほかにWindows 10のPCがある場合は、そのPCも登録が必要です。既存のESUライセンスは、最大10台のデバイスで使えるとされています。
まとめ

Windows 10のESU(拡張セキュリティ更新プログラム)は、サポート終了後も「緊急」「重要」のセキュリティ更新を受け取れる仕組みです。個人向けは、PCの設定を同期していれば追加費用なしで登録でき、Rewardsのポイントと交換する方法や1回限りの購入の方法もあります。Microsoftの案内では、2027年10月12日にプログラムが終了するまで、いつでも登録でき、すでに登録している場合はその日まで自動的に継続します。
ただし、ESUは期限のある時間稼ぎです。受け取れるのはセキュリティ更新だけで、OS自体は古いまま。期限のあとは、また同じ判断が必要になります。期限まではWindows 10が必要という事情があるならESUは有効ですが、これからも長く使うなら、期限の前にWindows 11が動くパソコンへの移行を検討しておくと、慌てずに済みます。制度や期限は変わることがあるため、最新の情報はMicrosoft公式の「Windows 10 コンシューマー向け拡張セキュリティ更新 (ESU)」でご確認ください。
長く使える一台を
Windows 11対応の中古パソコンをPC STOREで
サポート終了への備えに、Windows 11対応・保証つきの中古パソコンをご用意しています。用途とご予算に合わせて選べます。迷ったらお気軽にご相談ください。