最終更新日:2026年9月3日
中古Mac購入ガイド
中古Macの選び方と購入前チェックリスト
中古のMacは、新品より手が届きやすい一方で、確認しておきたい項目がいくつかあります。とくに前の持ち主のアカウントが残っていると、受け取ったあとに使い始められないことがあります。またMacは、購入後にメモリやストレージを増やせない機種が中心です。この記事では、Apple公式の情報をもとに、アクティベーションロック、対応OS、バッテリーの状態、チップとメモリ、保証の状況という順に、買う前と受け取った直後に確認する項目を整理します。
IT初心者の七海さん
大介先輩、中古のMacを買おうと思っているんですが、何を見ればいいのか分からなくて…。安いものほど不安になってしまいます。
IT上級者の大介先輩
見る順番を決めておくといいよ。①アクティベーションロックが解除されているか ②使いたいmacOSに対応しているか ③バッテリーの状態。この3つが土台。そのうえでチップやメモリ、保証の残りを見ていく。Macはあとからメモリを増やせない機種が中心だから、そこは買う前に決めておこう。
この記事でわかること
- 中古Macで最初に確認するアクティベーションロックのこと
- 対応OSの調べ方と、使いたいmacOSが入るかの確認
- バッテリーの状態と充放電回数の見方
- あとから変えられないチップ・メモリ・ストレージの考え方
- 保証の状況と、購入先を選ぶときの確認項目
結論
アクティベーションロック、対応OS、バッテリーの順に確認します
中古Macでいちばん影響が大きいのがアクティベーションロックです。Appleは、ほかの人から譲り受けたMacにアクティベーションロックのウインドウが表示され、ほかの人のApple Accountの入力を求められる場合について、おそらく以前の持ち主にアクティベーションロックを解除してもらう必要がありますとしています。買い手側の操作では解決できないため、購入前の確認が要になります。
次に、対応OSです。Macは機種ごとにインストールできるmacOSが決まっています。そしてバッテリーの状態。Macノートブックでは、システム設定から状態を確認でき、充放電回数はシステム情報から調べられます。チップ・メモリ・ストレージは購入後に変更できない機種が中心のため、用途に対して足りるかを買う前に決めておきます。
確認する順番を決めておく

中古Macの確認項目は多く見えますが、影響の大きさには差があります。順番を決めておくと、迷いにくくなります。
最初に見るのがアクティベーションロックです。これが残っていると、そもそも使い始められません。次に対応OS。使いたいmacOSやアプリが動くかどうかが決まります。そしてバッテリーの状態。ノートブックでは日々の使い勝手に直結します。
そのあとに、チップ・メモリ・ストレージ(あとから変えられない部分)、保証の状況、購入先と返品条件を見ていきます。
※図解は説明用に作成したものです。操作画面は、Appleの公式情報および公開資料をもとに再現した説明用画像です。実際の表示は、macOSのバージョン、機種、設定などにより異なる場合があります。なお、アクティベーションロックの画面そのものは再現していません。
パソコン全般の中古選びの考え方は「中古ノートパソコンで失敗しない見分け方」、購入全体の流れは「中古パソコン購入 完全ガイド」でも解説しています。
アクティベーションロックを確認する

Appleによると、アクティベーションロックは、万一Macを紛失したり盗まれた場合に、第三者に使われないように保護するしくみです。Apple Accountのパスワードやデバイスのパスコードを入力しない限り、誰も「探す」を無効にしたり、Macを消去したり、Macを再アクティベートして使ったりできませんとされています。
持ち主にとっては安心の機能ですが、解除されないまま譲渡されると、次の持ち主は使い始められません。Appleは、ほかの人から譲り受けたMacにアクティベーションロックのウインドウが表示された場合について、おそらく以前の持ち主に解除してもらう必要がある、としています。
対象になるMac
Appleが挙げているアクティベーションロックのシステム条件は、macOS Catalina 10.15以降を搭載したAppleシリコン搭載のMac(セキュリティポリシーが「完全なセキュリティ」に設定されていること)、macOS Catalina 10.15以降を搭載したApple T2セキュリティチップ搭載モデルのMac(起動セキュリティが既定の設定であること)、そしてApple Accountの2ファクタ認証です。比較的新しい中古Macを検討する場合は、この条件に当てはまるものとして確認してください。
解除は前の持ち主が行う操作です
ここからは、売り手(前の持ち主)が譲渡前に行う手順です。買い手側の操作ではありません。Appleは、アクティベーションロックを無効にする方法として「探す」を無効にする手順を案内しています。Appleメニューから「システム設定」を選び、サイドバーで自分の名前をクリックして右側で「iCloud」をクリックします。「すべて見る」ボタン(または「その他のアプリを表示」ボタン)をクリックし、「Macを探す」をクリックしてボタンをクリックしてオフにします。Apple Accountのパスワードの入力画面が表示されたら入力します。
この操作には、そのMacに紐づいたApple Accountのパスワードが必要です。つまり買い手が自分で解除することはできません。ご自身が売る側になるときや、家族から譲り受ける場合に、譲渡前に済ませてもらう手順として使ってください。
Macがオフラインの場合について、Appleはウェブで無効にする方法も案内しています。iCloudの「探す」にアクセスしてApple Accountにサインインし、削除するMacを選んで「削除」をクリックする手順です。これも前の持ち主のApple Accountでの操作で、買い手側からは行えません。
PC STORE編集部からの補足|個人間の取引ではとくに確認を
販売店で購入する場合は、解除済みかどうかを購入前に確認できます。一方、個人間の取引では、受け取ったあとに気づくことがあります。Appleは、アクティベーションロックの解除についてサポートが必要で購入証明書を持っている場合に、サポートをリクエストできるとしていますが、この窓口を前提に購入を決めることはおすすめしません。解除された状態で受け取れるかを、取引の前に確認してください。(参考:Apple公式サポート「Macのアクティベーションロック」)
対応するmacOSを確認する
Macは機種ごとに、インストールできるmacOSが決まっています。Appleは対応機種の一覧を公開しており、macOS Tahoe 26に対応しているコンピュータとして、MacBook Air(M1, 2020)以降のAppleシリコン搭載モデル、MacBook Pro(16-inch, 2019)など一部のモデル、iMac(Retina 5K, 27-inch, 2020)以降、Mac mini(M1, 2020)以降、Mac Studio(2022)以降、Mac Pro(2019)以降などを挙げています。
中古で検討している機種がこの一覧に含まれるかどうかは、購入前に確認できます。含まれない場合、Appleはお使いのMacがmacOS Tahoeに対応していない場合は、代わりに以前のバージョンのmacOSにアップグレードすることができますとしています。(参考:Apple公式サポート「macOS Tahoe 26に対応しているコンピュータ」)
現在インストールされているmacOSは、AppleメニューからMacについての情報を開くと確認できます。中古で購入する場合は、どのmacOSが入っているかと使いたいmacOSに対応しているかを分けて確認してください。(参考:Apple公式サポート「Macに搭載されているmacOSを調べる」)
PC STORE編集部からの補足|使いたいアプリの条件も確認を
macOSの対応機種だけでなく、仕事や学習で使うアプリが求めるmacOSのバージョンも確認しておくと、購入後の想定が立てやすくなります。アプリの必要環境は、提供元の公式サイトで確認できます。macOSのアップデートまわりで困ったときの対処は「macOSのアップデートが終わらない・進まない時の対処法」で解説しています。
バッテリーの状態を確認する

MacBookなどのノートブックでは、バッテリーの状態が使い勝手に直結します。Appleは、確認手順として次を案内しています。Appleメニューから「システム設定」(または「システム環境設定」)を選択し、「バッテリー」をクリックして、「バッテリーの状態」に表示されている情報を確認します。
「バッテリーの状態」が表示されるMacでは、「正常」または「修理サービス推奨」を確認します。表示されない場合は、モデルやmacOSのバージョンによって確認方法が異なります。「正常」は、バッテリーは正常に機能している状態。「修理サービス推奨」は、バッテリーの蓄電容量が新品時と比べて少なくなっているか、バッテリーが正常に機能していない状態です。Appleは「修理サービス推奨」について、Macをそのまま使い続けても安全性の問題はありませんとし、蓄電容量が減ったことで不便さを感じる場合は修理サービスを利用できる、としています。
あわせて確認したいのが充放電回数です。Appleによると、充放電回数はバッテリーの電力をすべて使い切った時点で1回とカウントされ、実際に充電する回数と一致するとは限りません。確認手順は、「option」キーを押しながらAppleメニューをクリックして「システム情報」を選択し、「ハードウェア」セクションで「電源」を選ぶと、「バッテリー情報」セクションに現在の充放電回数が表示されます。
充放電回数の上限は機種によって異なります。Appleは機種ごとの最大充放電回数の表を公開しており、比較的新しいMacBook Air・MacBook Proの多くは1000回とされています。Appleは、充放電回数が上限に達したバッテリーは交換することをお勧めしますとし、上限を超えてもバッテリーを使い続けることはできるが駆動時間は短くなる、と説明しています。(参考:Apple公式サポート「Macノートブックでバッテリーが「修理サービス推奨」と表示される場合」「Macノートブックのバッテリーの充放電回数を調べる」)
PC STORE編集部からの補足|他社製アプリの数値だけで判断しない
Appleは、バッテリーの状態を報告する他社製アプリについて、精度を欠くことがあり、システム稼働時間が短くなったことを裏付けるには至らない場合がありますとし、macOSで報告されるバッテリーの状態情報を参考にした方が確実ですとしています。中古の商品説明に数値が載っている場合も、macOSの表示と充放電回数の2つで確認するのが基本です。
あとから変えられない部分を決める

Macは、購入後にメモリやストレージを増やせない機種が中心です。中古を選ぶときは、あとから変えられない部分を先に決めておくと、選択肢を絞りやすくなります。
確認するのは、チップ(Appleシリコンか、Intelプロセッサか)、メモリ、ストレージの3つです。チップについて、Appleは「このMacについて」で調べる方法を案内しています。Appleによると、Appleシリコン搭載のMacでは「チップ」という項目にチップの名前が表示され、Intelプロセッサを搭載したMacでは「プロセッサ」という項目にIntelプロセッサの名前が表示されます。(参考:Apple公式サポート「Appleシリコン搭載のMacコンピュータ」)
メモリとストレージの容量は、購入前であれば販売ページの記載とAppleが公開している機種別の技術仕様で確認します。同じ機種名でも構成が複数あるため、モデル名だけで判断せず、容量の記載を確認してください。
用途に対してどのくらいの構成が向いているかは、機種ごとの違いとあわせて考える必要があります。AirとProの位置づけの違いは「MacBook AirとProの選び方」、WindowsとMacで迷っている場合は「MacBookとWindowsノートはどっちを選ぶ?」で解説しています。
ストレージは、外付けドライブで補える部分と、補いにくい部分があります。macOSのアップデート時に容量不足のメッセージが表示される場合について、Appleは空き容量を増やす方法を確認するよう案内しています。日常の整理は「Macの容量を空ける・ストレージ管理」をご覧ください。
保証の状況を確認する
中古Macでは、Appleの保証が残っている場合と、終了している場合があります。Appleは、Macでの確認方法として、画面の左上にあるAppleメニューをクリックし、「システム設定」を選択して「一般」をクリックし、「AppleCareと保証」をクリックしてデバイスを選択する手順を案内しています。
手元にMacがない購入前の段階では、Appleはシリアル番号を使ってオンラインで保証状況を確認する方法も案内しています。(参考:Apple公式サポート「製品保証やAppleCareプランに関する情報を調べる」)
あわせて、販売店の保証も確認しておきたい項目です。Appleの保証が終了していても、販売店が独自の保証を用意している場合があります。保証の対象範囲・期間・申し込み方法は販売店ごとに異なるため、購入前に条件を確認してください。
購入先と返品条件を確認する

ここまでの確認項目のうち、アクティベーションロックの解除や初期化の状態は、購入先によって扱いが変わります。オンラインで購入する場合、手元に届くまで実物を確認できないため、説明に書かれている内容と届いてから確認できる期間が判断材料になります。
購入前に確認しておきたいのは、次の項目です。
- アクティベーションロックが解除された状態で出荷されるか
- 初期化された状態で届くか
- バッテリーの状態(macOSの表示・充放電回数)が説明されているか
- 外観の状態(傷・へこみ・液晶の状態)がどう表記されているか
- 付属品(電源アダプタ・ケーブル)が付くか
- 保証の期間と対象範囲
- 届いてから相談・返品できる期間と条件
状態のランク表記は、販売店ごとに基準が異なります。ランクの記号だけで判断せず、そのランクが何を指すのかの説明を確認してください。中古PC全般の状態の見方は「中古ノートパソコンで失敗しない見分け方」でも解説しています。
中古のMacをお探しの方へ
PC STOREでは中古のMacも取り扱っています
スタッフが1台ずつ確認したうえで、保証をつけてお届けしています。用途に合う一台のご相談も、お気軽にどうぞ。
買った後にやること
受け取ったら、使い始める前に次を確認します。
1つ目は、初期設定中の確認です。電源を入れて初期設定を進める途中で、前の持ち主のApple Accountを求められないことを確認します。求められた場合は、自分では解除できないため、購入元に連絡してください。なお、自分のApple Accountで使い始めたあとに「探す」をオフにする必要はありません。(参考:Apple公式サポート「Macのアクティベーションロック」)
2つ目は、macOSのアップデートです。受け取った時点のmacOSが古い場合があります。対応状況を確認したうえで、必要に応じてアップデートします。
3つ目は、バックアップの設定です。使い始めてすぐに設定しておくと、あとで困りにくくなります。外付けドライブを使った自動バックアップは「Macのバックアップ・Time Machine」で解説しています。
起動しない、ログインパスワードが分からないといった症状が出た場合は、「Macが起動しない・りんごマークで止まる」「Macのログインパスワードを忘れた時の対処」をご覧ください。Macの基本的な設定や使い方は「はじめてのMac 使い方・設定 総合ガイド」にまとめています。
よくある質問

アクティベーションロックがかかったMacを買ってしまったら、どうすればいいですか?
Appleは、ほかの人から譲り受けたMacにアクティベーションロックのウインドウが表示され、ほかの人のApple Accountの入力を求められる場合について、おそらく以前の持ち主にアクティベーションロックを解除してもらう必要があります、としています。買い手側の操作で解除することはできません。個人間の取引であれば売り手に、販売店で購入した場合は購入元に連絡してください。なおAppleは、解除についてサポートが必要で購入証明書を持っている場合に、アクティベーションロックのサポートをリクエストできるとしています。
バッテリーが「修理サービス推奨」の中古Macは、避けたほうがいいですか?
Appleは「修理サービス推奨」について、バッテリーの蓄電容量が新品時と比べて少なくなっているか、バッテリーが正常に機能していない状態としたうえで、Macをそのまま使い続けても安全性の問題はありません、としています。判断の分かれ目は使い方です。電源接続時の利用が中心か、持ち運んで駆動時間を重視するかを決め、状態・交換費用・商品価格を合わせて比較します。
充放電回数は何回までなら大丈夫ですか?
上限は機種によって異なります。Appleは機種ごとの最大充放電回数の表を公開しており、比較的新しいMacBook Air・MacBook Proの多くは1000回とされています。300回・500回の機種もあるため、検討している機種の値を表で確認してください。Appleは、充放電回数が上限に達したバッテリーは交換することをお勧めしますとしていますが、上限を超えても使い続けること自体はできる、とも説明しています。回数だけでなく、システム設定の「バッテリーの状態」の表示とあわせて確認するのが基本です。
Intel搭載の中古Macは、まだ選択肢になりますか?
用途と、使いたいmacOSに対応しているかで変わります。Appleが公開しているmacOS Tahoe 26の対応機種一覧には、MacBook Pro(16-inch, 2019)やiMac(Retina 5K, 27-inch, 2020)など一部のIntel搭載モデルも含まれています。一方で、対応一覧に含まれない機種もあります。検討している機種名を対応一覧で確認したうえで、使いたいアプリの必要環境も確認してください。価格を優先するか、対応期間を優先するかは、使う年数の想定によって変わります。
メモリやストレージは、あとから増やせますか?
Macは購入後にメモリやストレージを増やせない機種が中心です。そのため、用途に対して足りる構成かどうかを買う前に決めておく必要があります。ストレージについては、外付けドライブで作業用の保存先を補う方法もあります。macOSのアップデート時に容量不足のメッセージが表示される場合は、空き容量を確認します。判断に迷う場合は、いま使っているパソコンのストレージ使用量を見て、同等以上を目安にすると考えやすくなります。
まとめ
中古Macを選ぶときは、影響の大きい順に確認していきます。最初がアクティベーションロックです。解除されていないと使い始められず、買い手側の操作では解決できません。次に対応するmacOS。Appleが公開している対応機種の一覧で、検討している機種が含まれるかを確認します。そしてバッテリーの状態。システム設定の「バッテリーの状態」の表示と、システム情報で見られる充放電回数の2つで判断します。
そのうえで、あとから変えられないチップ・メモリ・ストレージを用途に合わせて決め、保証の状況と購入先の条件を確認します。オンラインで購入する場合は、届いてから相談できる期間と条件が最後の安全網になります。受け取ったら、アクティベーションロックの状態、macOSのアップデート、バックアップの設定を早めに済ませておくと、そのあとが落ち着きます。
PC STOREは、安心して使える環境づくりをサポートします
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状態を確認した中古端末を、保証つきでご用意しています。用途とご予算に合わせてお選びください。