最終更新日:2026年9月23日
スマホのお役立ち情報
スマホの緊急連絡先・医療情報を設定する|iPhoneのメディカルIDとAndroidの緊急情報
iPhoneには、緊急時に役立つ情報を登録しておく機能があります。Androidにも、対応している端末であれば同じような機能が用意されています。アレルギーや持病、緊急連絡先などを入れておくと、応急手当てにあたる人が確認できる仕組みです。ただし、どちらも「ロック画面に表示するかどうか」は自分で選ぶ設定になっています。表示すれば端末を手にした人が見られる状態になるため、便利さだけで決められる話ではありません。この記事では、AppleとGoogleの公式情報をもとに、設定の手順と、決める前に知っておきたい条件を整理します。
外出中に具合が悪くなったとき、スマホから家族に連絡してもらえたらいいのに、と思って。そういう情報を登録しておく機能って、あるんでしょうか?
iPhoneにはメディカルIDがあるよ。Androidは対応端末なら緊急情報サービスを使えるんだ。①iPhoneはヘルスケアのメディカルID ②Androidは対応端末で緊急情報サービス ③ロック画面に出すかは自分で選ぶ。順番に見ていこう。
この記事でわかること
- iPhoneのメディカルIDに登録できる内容と手順
- Androidの緊急情報に登録できる内容と手順
- ロック画面に表示するかどうかの考え方
- 登録した情報を確認する方法
- 公式に条件が付いている機能
結論
iPhoneはメディカルID、Androidは対応端末で緊急情報サービス
Appleによると、メディカルIDは、アレルギー、病状、緊急連絡先など、緊急時に重要になる可能性のあるユーザの情報を提供するものです。iPhoneのヘルスケアアプリで設定します。Googleによると、緊急情報サービスは一部のAndroidデバイスで利用できるアプリで、血液型、アレルギー、薬など、緊急時の対応に役立つ情報をスマートフォンのロック画面に追加できます。呼び方は違いますが、登録する内容も、ロック画面から確認できる仕組みも似ています。Android側は、お使いの端末が対応しているかどうかの確認が先になります。
どちらにも共通するのが、ロック画面に表示するかどうかを自分で決める設定があることです。Googleは「あなたのスマートフォンを手にした人なら誰でも、スマートフォンがロックされていてもロック画面に表示されるメッセージと緊急時情報を見ることができます」と案内し、この設定は緊急情報アプリでオフにできるとしています。応急手当てにあたる人に伝わりやすくするための機能である一方、端末を拾った人にも見える状態になります。何を登録し、ロック画面に出すかどうかは、この点をふまえて決めることになります。
手順の確認先は、Appleサポート「メディカルIDを設定して確認する」と、Androidヘルプ「Android スマートフォンを使用して緊急時に助けを求める」です。
登録しておくと何が変わるか

まず、この機能が何のためのものかを整理します。
Appleは、メディカルIDについて、アレルギー、病状、緊急連絡先など、緊急時に重要になる可能性のあるユーザの情報を提供するものだと説明しています。iPhoneとApple Watchでは、応急手当てにあたってくれる人(ファーストレスポンダー)に直接伝えることができる、としています。
Googleも同様に、血液型、アレルギー、薬など、緊急時の対応に役立つ情報をスマートフォンのロック画面に追加できると案内しています。登録する項目として、医療に関する情報と、緊急連絡先の2つが挙げられています。
つまり、この機能が使える端末であれば、自分で説明できない状況になったときに、端末から情報を読み取ってもらえます。登録していなければ、その場で分かることはありません。
「緊急連絡先は、通知の仕組みにも関わります」
緊急連絡先の登録は、情報を見てもらうためだけのものではありません。Appleは、緊急電話が切れたあと、ユーザがキャンセルしない限り、テキストメッセージで緊急連絡先に通知されると案内しています。iPhoneから現在地(利用可能な場合)が送信され、SOSモードになってからしばらくの間は、現在地が変わったときに緊急連絡先にアップデートが届くとしています。Androidにも、緊急SOSや緊急事態の共有で緊急連絡先と位置情報を共有する機能があります。利用できる機能や条件は端末・設定・権限・通信状況によって異なるため、登録後に公式の案内で確認してください。
iPhoneのメディカルIDを設定する

iPhoneの場合は、ヘルスケアアプリから設定します。
Appleが案内している手順は次のとおりです。第一に、iPhoneでヘルスケアアプリを開きます。第二に、右上にある写真をタップしてから、「メディカルID」をタップします。第三に、「はじめよう」または「編集」をタップしてから、自分の情報を入力します。第四に、「緊急連絡先」の下の「緊急連絡先を追加」をタップしてから、連絡先を追加します。第五に、「完了」をタップします。
入力する項目は、メディカルIDの画面に並んでいます。Appleが例として挙げているのは、アレルギー、病状、緊急連絡先です。すべてを埋める必要はありません。伝えたい内容だけを入れておけば足ります。
「ホーム画面から素早く開く方法もあります」
Appleは、メディカルIDをホーム画面から表示する方法として、ヘルスケアアプリのアイコンをタッチして押さえたままにしてから、「メディカルID」を選択する、というヒントを示しています。設定を見直したいときや、内容を確認したいときに使えます。なお、この操作は自分でロックを解除した状態から行うものです。応急手当てにあたる人がロック画面から確認する方法は、別の手順になります。こちらは後の章でご説明します。
Androidの緊急情報を設定する

Androidの場合は、緊急情報のアプリから設定します。
Googleによると、緊急情報サービスは、一部のAndroidデバイスで利用できるアプリです。Play ストアと「設定」では「緊急情報サービス」アプリと表示され、アプリの一覧では「緊急情報」アプリと表示される、と案内されています。名前が場所によって違う点は、探すときに知っておくと迷いにくくなります。
Googleが案内している手順は次のとおりです。第一に、スマートフォンで緊急情報アプリを開きます。第二に、Googleアカウントにログインします。第三に、「あなたの情報」をタップします。第四に、緊急時情報を追加します。医療に関する情報については、「医療に関する情報」をタップし、血液型、アレルギー、薬などの情報を追加するには、更新するリスト内の項目をタップする、とされています。緊急連絡先については、「緊急連絡先」から「連絡先を追加」をタップし、追加する既存の連絡先を選択します。
Googleは、この手順の一部はAndroid 12以降でのみ動作すると案内しています。お使いのバージョンによって、画面や項目が異なる場合があります。
「Android 12以前の場合」
Googleは、Android 12以前で緊急情報サービスアプリがスマートフォンにインストールされていない場合について、Googleアカウントでログインして、緊急連絡先を追加し、医療に関する情報を指定できる、と案内しています。一方、緊急情報サービスアプリがインストールされている場合は、緊急SOS、緊急事態の共有、安全確認、災害情報アラートを使用できる、としています。お使いの端末にアプリが入っているかどうかで、できることが変わります。まずは「設定」から「緊急情報と緊急通報」を探してみてください。Androidは端末のメーカーによって設定画面の作りが違うため、項目名や並びが案内と異なることがあります。
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ロック画面に表示するかどうか

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。
Googleは、緊急時に備える項目の冒頭で、次の点を「重要」として案内しています。あなたのスマートフォンを手にした人なら誰でも、スマートフォンがロックされていてもロック画面に表示されるメッセージと緊急時情報を見ることができる、という内容です。そのうえで、この設定は緊急情報アプリでオフにできる、としています。
Appleも、ロック画面への表示は設定で切り替える形にしています。手順としては、ヘルスケアアプリを開き、右上の写真をタップして「メディカルID」をタップし、「編集」をタップして一番下までスクロールしてから、「ロック中に表示」をオンにする、という流れです。Appleはこの箇所で、「ロック中に表示」と「緊急電話」の2つをオンにすると案内しています。前者はロック画面での表示に、後者は緊急電話中の共有に関わる項目です。「緊急電話」については、後の章でご説明します。
つまり、オンにすれば応急手当てにあたる人が見られる一方で、端末を拾った人も見られる状態になります。オフにすれば、その心配はなくなりますが、緊急時に読み取ってもらうこともできません。どちらが正解と決まっているものではないため、ご自身の状況に合わせてお決めください。
「登録する内容を選ぶ、という考え方もあります」
ロック画面に表示するかどうかは、オンかオフかの二択です。ただし、登録する内容は自分で選べます。緊急時に伝わってほしい内容だけを入れて、それ以外は入れない、という決め方もできます。たとえば、伝わらないと処置に影響しうる内容を優先し、それ以外の情報は控えておく、という考え方です。何を入れるかはご本人の判断になりますが、すべての項目を埋めなければならない機能ではありません。ご家族の端末に設定する場合は、ご本人と相談してから決めてください。
登録した情報を確認する

設定したら、実際にどう見えるかを確認しておきましょう。
Appleは、応急手当てにあたってくれる人がロック画面からメディカルIDを表示する方法について、上にスワイプするかホームボタンを押して(iPhoneのモデルにより異なる)、パスコード入力画面の「緊急」をタップしてから、「メディカルID」をタップする、と案内しています。
Googleは、緊急時情報を確認する方法として、ロック画面で上にスワイプし、「緊急」から「緊急時情報を表示」をタップする、と案内しています。
どちらも、ロック画面から「緊急」を経由して開く流れです。ご自身の端末で一度試しておくと、想定どおりに表示されるかが分かります。表示されない場合は、前の章の設定がオフになっている可能性があります。
「家族と一緒に確認しておく」
この操作は、端末の持ち主以外が行うものです。設定した本人は手順を知っていても、いざというときに周りの人が知らなければ意味がありません。ご家族でお使いの場合は、お互いの端末で一度開いてみると、どこに何が表示されるかが共有できます。あわせて、緊急連絡先に登録した相手にも、登録したことを伝えておくとよさそうです。知らないところから通知が届くより、事前に聞いていたほうが対応しやすいと考えられます。
公式に条件が付いている機能

期待と実際がずれやすい部分です。ここは正確にお伝えします。
「ロック中に表示」と「緊急電話」の両方をオンにすると、緊急電話中にメディカルIDを自動共有できます。この機能は米国およびカナダ内のみが対象です。Appleは、メディカルIDの情報を緊急電話中に自動的に共有できるとしたうえで、この条件を明記しています。この情報はiPhoneとApple Watchのロック画面にも表示される、ともされています。「ロック中に表示」はロック画面での表示に、「緊急電話」は緊急電話中の共有に関わる項目で、Appleはこの2つを並べて案内しています。
Android側でも、いくつかの条件が示されています。Googleは、スマートフォンにSIMカードまたはeSIMがない場合、緊急通報を発信することはできますが、緊急連絡先に電話をかけることはできない、と案内しています。また、緊急情報サービスアプリは一部のAndroidデバイスで利用できるアプリだ、ともされています。
「機能名が似ていても、別の設定です」
緊急時に関わる機能は複数あり、名前も似ています。Androidの場合、緊急情報への登録と、緊急SOS、緊急事態の共有、安全確認、災害情報アラートは、それぞれ別の機能としてGoogleが案内しています。Googleは、緊急SOSはAndroid 12以降で利用できるとし、機内モードやバッテリーセーバーがオンになっている場合、緊急SOSは機能しないとも案内しています。この記事で扱ったのは、緊急時情報の登録の部分です。ほかの機能については、それぞれの条件を公式情報でご確認ください。
よくある質問

ロック画面に出すと、誰でも見られてしまいますか
Googleは、あなたのスマートフォンを手にした人なら誰でも、スマートフォンがロックされていてもロック画面に表示されるメッセージと緊急時情報を見ることができる、と案内しています。そのうえで、この設定は緊急情報アプリでオフにできる、としています。iPhoneでも、ロック画面への表示は「ロック中に表示」の設定で切り替える形になっています。応急手当てにあたる人に伝えるための機能である一方、端末を拾った人にも見える状態になります。オンにするかどうか、また何を登録するかは、この点をふまえてお決めください。
緊急電話をかけると、自動で情報が伝わりますか
「ロック中に表示」と「緊急電話」の両方をオンにすると、緊急電話中にメディカルIDを自動共有できます。この機能は米国およびカナダ内のみが対象です。この条件は公式に明記されているものです。Appleは、「編集」をタップして一番下までスクロールしてから、「ロック中に表示」と「緊急電話」をオンにする、と案内しています。Android側では、Googleが緊急時情報を緊急サービスと共有する方法として、緊急情報サービスアプリで「あなたの情報」から「緊急時情報へのアクセス設定」、「緊急通報中に共有する」をタップする手順を案内しています。いずれも、お使いの環境によって動作が異なる可能性があるため、公式情報もあわせてご確認ください。
何を登録すればよいか分かりません
AppleはメディカルIDについて、アレルギー、病状、緊急連絡先などを挙げています。Googleは、血液型、アレルギー、薬などを挙げています。どちらも例として示されているもので、すべてを埋める必要はありません。緊急時に伝わってほしい内容だけを入れておけば足ります。何を入れるかはご本人の判断になります。判断に迷う場合は、かかりつけの医療機関にご相談いただくのが確実です。当店では、どの情報を登録すべきかについての判断はいたしかねます。
緊急連絡先には、誰を登録すればよいですか
Appleは、「緊急連絡先を追加」から連絡先を追加するとしており、誰を選ぶかについての指定はありません。Googleも同様に、追加する既存の連絡先を選択する、と案内しています。つまり、連絡帳に登録されている相手から選ぶ形になります。なお、Appleは緊急電話が切れたあと、ユーザがキャンセルしない限り、テキストメッセージで緊急連絡先に通知されると案内しています。通知が届く相手になるため、登録したことを本人に伝えておくと、いざというときに対応しやすくなります。
Androidで「緊急情報」のアプリが見つかりません
Googleは、緊急情報サービスは一部のAndroidデバイスで利用できるアプリだと案内しています。また、Play ストアと「設定」では「緊急情報サービス」アプリと表示され、アプリの一覧では「緊急情報」アプリと表示される、としています。名前が場所によって異なるため、探す場所によって見つかりにくいことがあります。「設定」から「緊急情報と緊急通報」を確認してみてください。Androidは端末のメーカーによって設定画面の作りが違うため、項目名や並びが公式の案内と異なる場合があります。見当たらない場合は、お使いの端末のメーカーの案内もご確認ください。
家族のスマホにも設定してあげたいのですが
操作自体は同じ手順で行えます。ただし、登録する内容はご本人の情報になるため、何を入れるかは必ずご本人と相談してから決めてください。とくに、ロック画面に表示する設定をオンにするかどうかは、端末を手にした人が情報を見られる状態にするかどうかの判断です。ご本人が知らないうちに設定すると、意図しない形で情報が見える状態になる可能性があります。あわせて、設定したことと、ロック画面からの開き方を、ご家族で共有しておくとよさそうです。
まとめ

iPhoneにもAndroidにも、緊急時の情報を登録する機能があります。iPhoneはヘルスケアアプリのメディカルIDで、右上の写真から「メディカルID」を開き、情報と緊急連絡先を入力します。Androidは緊急情報のアプリで、Googleアカウントにログインし、「あなたの情報」から医療に関する情報と緊急連絡先を登録します。Appleはアレルギー、病状、緊急連絡先などを、Googleは血液型、アレルギー、薬などを、登録できる情報として挙げています。
あわせて押さえておきたいのが、ロック画面に表示するかどうかの設定です。Googleは、スマートフォンを手にした人なら誰でも、ロックされていてもロック画面の緊急時情報を見ることができると案内し、この設定はオフにできるとしています。応急手当てにあたる人に伝わる一方で、端末を拾った人にも見える状態になります。何を登録し、表示するかどうかは、この点をふまえてお決めください。なお、iPhoneで「ロック中に表示」と「緊急電話」の両方をオンにすると、緊急電話中にメディカルIDを自動共有できます。この機能は米国およびカナダ内のみが対象です。表示や手順は更新によって変わることがあるので、最新はApple公式とGoogle公式もあわせてご確認ください。iPhoneの使い方全般はiPhoneの困った・使い方 総合ガイド|初期設定・データ移行・容量・電池の悩みをまとめて解決、AndroidはAndroidの困った・使い方 総合ガイド|初期設定・データ移行・電池・容量の悩みをまとめて解決でまとめています。
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