最終更新日:2026年9月9日
Macの使い方ガイド
Macの通知が来ない・多すぎる時の設定
作業中に通知が次々と出て集中できない。逆に、届いているはずの連絡に気づけない。Macの通知は、アプリごとに細かく決められるようになっていて、全部オフにする以外の選び方があります。あわせて、通知を一時的に止める集中モードと、見逃した通知を後から確認する通知センターは、役割が違います。この記事では、Apple公式の情報をもとに、症状別の見直し方を整理します。
IT初心者の七海さん
大介先輩、Macの通知が多すぎて集中できないんです。でも全部オフにすると、大事な連絡を見逃しそうで…。どうすればいいでしょうか?
IT上級者の大介先輩
全部オフにしなくて大丈夫。①アプリごとに通知を見直す ②通知スタイルやバッジ・音を絞る ③作業中は集中モードで一時的に止める。この3段階で調整できるよ。集中モードでは、特定の人やアプリだけ許可することもできる。見逃した通知は、メニューバーの日付と時刻から通知センターで確認できるよ。
この記事でわかること
- 症状(多すぎる・来ない・見逃す)ごとの見直し先
- アプリごとに通知を許可する・オフにする手順
- 通知スタイル、バッジ、通知音、プレビューの絞り方
- 集中モードで割り込みを止め、特定の人やアプリだけ許可する方法
- 通知センターで見逃した通知を確認する手順
結論
アプリごとに絞ってから、作業中だけ集中モードで止めます
Macの通知は、「システム設定」の「通知」でまとめて管理します。Appleによると、Macのそれぞれのアプリについて、通知のオン/オフを切り替えたり、通知スタイルを設定したりできます。全部を止めるのではなく、アプリごとに残すものと外すものを決めるのが起点です。
作業中だけ静かにしたい場合は集中モードです。Appleは、集中モードについてすべての通知を一時停止したり、知らされないようにしたり、特定の通知(緊急のプロジェクトに関する同僚からの通知など)のみを許可したりできますとしています。見逃した通知は通知センターで確認できます。Appleは、Macの通知センターでは、見逃した通知を確認したりできると説明しています。
症状で見直す先を決める

ひとくちに通知の悩みといっても、見直す場所は違います。最初に自分の症状を決めておくと、迷いにくくなります。
※図解は説明用に作成したものです。操作画面は、Appleの公式情報および公開資料をもとに再現した説明用画像です。実際の表示は、macOSのバージョン、機種、設定などにより異なる場合があります。
- 通知が多すぎる:「通知」設定でアプリごとに見直し、通知スタイルやバッジ・通知音を絞ります
- 作業中だけ止めたい:集中モードを使います。時間や場所、アプリでの自動切り替えも設定できます
- 通知が来ない:アプリの「通知を許可」がオフになっていないか、集中モードがオンになっていないかを確認します
- 見逃した通知を見たい:通知センターで確認します
(参考:Apple公式サポート「Macの「通知」設定」)
アプリごとに通知を見直す
Appleが案内している手順は次のとおりです。Macで「システム設定」アプリに移動し、サイドバーで「通知」をクリックします(下にスクロールする必要がある場合があります)。「アプリケーションの通知」に移動してから、通知設定を変更したいアプリをクリックします。
アプリを選んだら、「通知を許可」のオン/オフを切り替えます。通知をオンにした場合は、通知スタイルを選んでから、追加のオプションを設定します。Appleは、通知をオフにすると、通知スタイルとその他の通知オプションが淡色で表示されますとしています。
PC STORE編集部からの補足|全部オフにする前に
「通知を許可」をオフにすると、そのアプリの通知は表示されなくなります。ただし、通知の数を減らしたいだけであれば、次の章で扱う通知スタイルやバッジ・通知音を調整するだけで足りる場合があります。まずアプリの一覧を眺めて、通知が必要なアプリと、そうでないアプリを分けるところから始めてください。同じ考え方はAndroidでも共通で、「Androidの通知が来ない・多すぎる時の設定」でも解説しています。
(参考:Apple公式サポート「Macの「通知」設定を変更する」)
通知スタイルとオプションを絞る

アプリごとに設定できる項目を、Appleの説明から整理します。使用できるオプションはアプリによって異なります。ここを調整すると、通知を受け取りながら邪魔されにくくできます。
通知スタイル
Appleは、通知の場所としてデスクトップ(通知が画面に表示されます)、通知センター(最近の通知を通知センターにリスト表示します)、ロック画面(Macのスリープを解除すると、スリープ状態のときに受信した通知がログインウインドウに表示されます)を挙げています。
あわせて表示の続き方も選べます。一時的はしばらくすると通知が消え、持続的は閉じるまで通知が画面に残ります。
そのほかのオプション
- アプリケーションアイコンにバッジを表示:Dockのアプリのアイコンに通知の数が表示されます
- 通知音を鳴らす:アプリで通知音が鳴ります
- プレビューを表示:アプリまたはWebサイトの通知でプレビューを表示します。「デフォルト」「常に表示」「ロックされていないときのみ」「表示しない」から選べます
- 通知のグループ化:通知センターでアプリまたはWebサイトの通知をグループ化するかどうか、およびグループ化する方法を選びます。「自動」「アプリケーション別」「オフ」があります
- 重大な通知を許可:Appleは例として、ホームアプリにこのオプションを選択すると、集中モードがオンの場合でも、煙センサーやドアロックのようなアクセサリの通知が常に表示される、としています
- 即時通知を許可:Appleは例として、カレンダーアプリにこのオプションを選択すると、早急な対応が必要な予定の通知は常に表示される、としています
全体の表示タイミング
個別のアプリとは別に、全体の設定もあります。Appleは、ディスプレイのスリープ中、ロック中、ミラーリング中、または共有中に通知を許可するかどうかを選択できますとし、通知をオフにすると、Keynoteプレゼンテーションを行っている場合やコンピュータから離れているときなどに、ほかの人がコンピュータの通知を見ることができなくなりますと説明しています。
「通知」設定の「通知センター」で、「プレビューを表示」(常に表示/ロックされていないときのみ表示/表示しない)、「ディスプレイのスリープ中のとき」、「画面がロックされているとき」、「ディスプレイをミラーリング中または共有中」(通知オフ/通知を許可)を切り替えられます。(参考:Apple公式サポート「Macの「通知」設定」)
通知センターで見逃しを確認する
通知が消えてしまっても、後から確認できます。Appleは、Macの通知センターでは、見逃した通知を確認したり、ウィジェットを使って予約、誕生日、天気、最新ニュースのヘッドラインなどをデスクトップから直接確認したりできますとしています。
開き方は2つです。メニューバーで日付と時刻をクリックするか、2本指でトラックパッドの右端から左に向かってスワイプします。閉じるときは、デスクトップ上の任意の場所をクリックするか、メニューバーで日付と時刻をクリックします。
通知センターでは、ポインタを通知の上に移動すると操作できます。Appleが挙げているのは、通知のスタックを展開する/折りたたむ(最前面の通知をクリックして展開、「表示を減らす」で戻す)、その場で対応する(カレンダーの「再通知」やメールの「返信」などをクリック)、詳細を表示する、アプリの通知設定を変更する、1つの通知を消去する、スタック内のすべての通知を消去するです。
PC STORE編集部からの補足|通知センターと集中モードの違い
通知センターは後から確認する場所、集中モードはその場の割り込みを止める仕組みです。通知センターでは見逃した通知を確認できます。集中モードを使っている間に通知を見返したい場合も、通知センターを開いて表示内容を確認してください。「通知を止めたい」のか「通知を見返したい」のかで、使う機能が分かれます。
(参考:Apple公式サポート「Macで通知センターを使用する」)
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集中モードで割り込みを止める

作業中だけ静かにしたい場合は集中モードです。Appleは、作業に集中したり気が散ることを最小限に抑える必要がある場合は、「集中モード」を使用しますとしています。
追加する手順は次のとおりです。「システム設定」アプリに移動し、サイドバーで「集中モード」をクリックします(下にスクロールする必要がある場合があります)。そのうえで、「集中モードを追加」をクリックしてから、「ゲーム」や「仕事」などの集中モードをクリックします。自分で作る場合は「集中モードを追加」から「カスタム」をクリックし、名前を入力してカラーとアイコンを選んで「OK」をクリックします。Appleは最大10個まで作成できますとしています。
Appleはヒントとして、すべての通知が知らされないように素早く設定する必要がある場合は、コントロールセンターで「おやすみモード」集中モードをオンにしてくださいと案内しています。
自動で切り替える
集中モードは、条件を決めて自動でオン・オフにできます。Appleが挙げているのは3つです。
- 時間に基づくスケジュール:「時刻」をクリックして開始時刻と終了時刻を入力し、適用したい曜日を選んで「完了」をクリックします
- 位置情報に基づくスケジュール:「場所」をクリックして場所を選びます。特定の場所に到着したときにオンになり、出発したときにオフになります。場所を使用するには、「プライバシー」設定で「位置情報サービス」が有効になっている必要があります
- アプリに基づくスケジュール:「アプリ」をクリックしてアプリを選びます。アプリを開いたときにオンになり、閉じたときや別のアプリに切り替えたときにオフになります
(参考:Apple公式サポート「Macで集中モードを設定する」)
集中モードでも受け取る通知を決める
集中モードは、全部を止める設定だけではありません。Appleは、集中モードがアクティブな場合に表示される通知(特定の人やアプリからの通知、即時通知や、Macで受けた着信の通知など)を指定できますとしています。
手順は、「システム設定」の「集中モード」で対象の集中モードをクリックしてから、次のように設定します。
通知される連絡先
「通知される連絡先」をクリックし、「通知」の横にあるポップアップメニューから「一部の連絡先から許可」を選んで、連絡先を追加します。逆に「一部の連絡先から通知しない」を選ぶこともできます。着信については「着信を許可」のポップアップメニューから選べます。「繰り返しの着信を許可」をオンにすると、Appleは、3分以内に2回以上電話をかけてきた人からのMacでの着信の通知を受け取れると説明しています。
通知されるアプリ
「通知されるアプリ」をクリックし、「通知」ポップアップメニューから「一部のアプリから許可」を選んでアプリを追加します。Appleは例として、「仕事中」集中モードでは、仕事で必要なアプリからの通知のみを許可できますとしています。
PC STORE編集部からの補足|即時通知は2か所の設定が関係します
Appleは、カレンダーなど一部のアプリにある即時通知について、集中モードの「通知されるアプリ」で「即時通知」をオンにすることに加えて、「通知」設定でアプリがこれらの通知を送信することを許可するオプションも選択していることを確認してくださいとしています。集中モードがオンのときに即時通知を表示したい場合は、両方の設定を確認してください。
(参考:Apple公式サポート「Macで集中モードを設定する」)
通知が来ないとき

通知が届かない場合、これまでの設定が影響していることがあります。Appleの説明から、確認できる箇所を挙げます。
1つ目は、アプリの「通知を許可」です。「システム設定」の「通知」から「アプリケーションの通知」に移動し、対象のアプリで「通知を許可」がオンになっているかを確認します。オフの場合、通知スタイルなどの項目は淡色で表示されます。
2つ目は、集中モードです。集中モードがオンになっていると、通知は一時停止されます。特定のアプリだけ受け取りたい場合は、前章の「通知されるアプリ」で許可します。
3つ目は、通知スタイルの選択です。通知スタイルで「通知センター」だけを選んでいる場合、Appleの説明では最近の通知が通知センターにリスト表示される形になります。画面に表示させたい場合は「デスクトップ」を選びます。
4つ目は、表示タイミングの設定です。「ディスプレイのスリープ中のとき」「画面がロックされているとき」がオフになっていると、その状況では通知が一時停止されます。ミラーリング中や共有中も、「通知オフ」を選んでいれば一時停止されます。(参考:Apple公式サポート「Macの「通知」設定」)
Macの使い方全般は「はじめてのMac 使い方・設定 総合ガイド」、作業時間の組み立て方は「Macでのタイムマネジメント」でも解説しています。
よくある質問

全部オフにせずに、通知を減らす方法はありますか?
アプリごとに設定を分けられます。Appleは、Macのそれぞれのアプリについて通知のオン/オフを切り替えたり、通知スタイルを設定したりできる、としています。通知スタイルには「デスクトップ」「通知センター」「ロック画面」があり、表示の続き方も「一時的」「持続的」から選べます。あわせて、Dockのアイコンに数を出す「アプリケーションアイコンにバッジを表示」、「通知音を鳴らす」、内容を見せる「プレビューを表示」も個別に切り替えられます。画面に出さずに通知センターへためる、音だけ止める、といった調整ができます。
集中モードと通知センターは、何が違いますか?
役割が違います。集中モードは、Appleの説明ではすべての通知を一時停止したり、知らされないようにしたり、特定の通知のみを許可したりできる機能で、その場の割り込みを止めるものです。通知センターは、見逃した通知を確認したり、ウィジェットで予約や天気などを確認したりする場所です。通知を見返したい場合は、通知センターを開いて表示内容を確認してください。止めたいのか、見返したいのかで使い分けてください。
特定の人からの連絡だけ受け取れますか?
できます。集中モードの「通知される連絡先」で、「通知」の横にあるポップアップメニューから「一部の連絡先から許可」を選び、連絡先を追加します。逆に「一部の連絡先から通知しない」を選ぶこともできます。着信については「着信を許可」から、すべての人、通知を許可した人のみ、「連絡先」に登録されている人のみ、iPhoneの「よく使う項目」に登録されている人のみ、といった範囲を選べます。「繰り返しの着信を許可」をオンにすると、3分以内に2回以上電話をかけてきた人からの着信の通知を受け取れます。
プレゼン中に通知が出ないようにできますか?
「通知」設定で切り替えられます。Appleは、ディスプレイのスリープ中、ロック中、ミラーリング中、または共有中に通知を許可するかどうかを選択できるとし、通知をオフにするとKeynoteプレゼンテーションを行っている場合やコンピュータから離れているときなどに、ほかの人がコンピュータの通知を見ることができなくなる、と説明しています。「ディスプレイをミラーリング中または共有中」で「通知オフ」を選ぶと、その状況では通知が一時停止されます。通知内容を表示したくない場合は、別途「プレビューを表示」を「表示しない」にできます。
カレンダーの大事な予定だけは、集中モード中でも受け取りたいです。
即時通知の設定が関係します。Appleは、カレンダーアプリに「即時通知を許可」を選択すると、早急な対応が必要な予定の通知は常に表示される、としています。ただし注意点があり、集中モードがオンのときにこれらの通知を表示するには、「集中モード」設定で集中モードのオプションも設定する必要がある、とされています。具体的には、集中モードの「通知されるアプリ」で「即時通知」をオンにし、あわせて「通知」設定側でもアプリがこれらの通知を送信することを許可するオプションを選択しておきます。
まとめ
Macの通知は、「システム設定」の「通知」でアプリごとに調整できます。「アプリケーションの通知」から対象のアプリを選び、「通知を許可」を切り替えたうえで、通知スタイル(デスクトップ/通知センター/ロック画面)、表示の続き方(一時的/持続的)、バッジ、通知音、プレビュー、グループ化を決めます。全部オフにしなくても、画面に出さずに通知センターへためる、音だけ止める、といった調整ができます。
作業中だけ静かにしたい場合は集中モードです。時間・場所・アプリで自動的に切り替えられ、「通知される連絡先」「通知されるアプリ」で受け取るものを指定できます。見逃した通知は、メニューバーの日付と時刻をクリックすると開く通知センターで確認できます。通知が来ない場合は、アプリの「通知を許可」、集中モードの状態、通知スタイルの選択、スリープ中やロック中の表示設定を順に確認してください。
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