最終更新日:2026年9月5日
Macの使い方ガイド
Macの日本語入力の設定
入力している途中で勝手に漢字に変わる、かなと英数の切り替えが思うようにいかない、よく使う言葉を毎回変換し直している——。Macの日本語入力には、こうした場面で見直せる設定がひとまとまりで用意されています。とくにWindowsから乗り換えた場合は、キー操作をWindowsに近づけるオプションもあります。この記事では、Apple公式の情報をもとに、入力ソースの追加からライブ変換の切り替え、ユーザ辞書の使い方までを順に整理します。
IT初心者の七海さん
大介先輩、Macで文字を打つと、スペースキーを押す前に勝手に変換されてしまうんです。Windowsのときと感覚が違って、打ちにくくて…。
IT上級者の大介先輩
それは「ライブ変換」という機能だね。設定で切り替えられるよ。順番はこう。①入力ソースの設定を開く ②ライブ変換のチェックを外す ③Windows風のキー操作を試す。Appleは、Windowsキーボードのように操作できるオプションも用意しているんだ。よく使う言葉はユーザ辞書に登録しておくと楽になるよ。
この記事でわかること
- 日本語入力ソースの追加とローマ字入力・かな入力の違い
- かなと英数を切り替えるキー操作
- ライブ変換をオフにして従来方式の変換に戻す手順
- Windows風のキー操作にするオプション
- ユーザ辞書への単語の追加と、ほかのデバイスとの共有
結論
入力ソースの追加は「システム設定」、詳細設定は入力メニューから開けます
日本語入力ソースを追加する場合は、「システム設定」の「キーボード」で「テキスト入力」の「編集」を開きます。ここで「日本語 - かな入力」または「日本語 - ローマ字入力」を追加できます。
ライブ変換やWindows風のキー操作など、追加した日本語入力ソースの詳細設定を変更する場合は、日本語入力ソースに切り替えてからメニューバーの入力メニューを開きます。「<入力ソース>設定を開く」を選び、サイドバーで入力ソース名をクリックします。よく使う言葉はユーザ辞書に登録でき、同じApple AccountにサインインしているほかのAppleデバイスでも利用できます。
日本語入力ソースを設定する

まずは、日本語を入力するための入力ソースが追加されているかを確認します。Appleの手順は次のとおりです。
Appleメニューから「システム設定」を選び、サイドバーで「キーボード」をクリックします(下にスクロールする必要がある場合があります)。「テキスト入力」に移動し、「編集」をクリックします。
※図解は説明用に作成したものです。操作画面は、Appleの公式情報および公開資料をもとに再現した説明用画像です。実際の表示は、macOSのバージョン、機種、設定などにより異なる場合があります。
次に追加ボタンをクリックし、左側のサイドバーで「日本語」を選択してから、右側で「日本語 - かな入力」または「日本語 - ローマ字入力」のいずれかを選び、「追加」をクリックします。
どちらを選ぶかについて、Appleは日本語キーボードを使用しない場合はローマ字入力が便利ですとし、入力したローマ字が自動的にひらがなに変換されると説明しています。(参考:Apple公式サポート「Macの日本語入力ソースを設定する」)
かなと英数を切り替える

切り替えには、入力ソースそのものを切り替える方法と、日本語入力ソースの中で入力モードを切り替える方法があります。
入力ソースを切り替える
Appleが案内している方法は3つです。入力メニューを使う場合は、メニューバーで入力メニューをクリックして入力ソースを選択します。キー操作では、Control+Option+スペースバーで次の入力ソース、Control+スペースバーで前の入力ソースを選択できます。
Caps Lockキーを使う方法もあります。「システム設定」の「キーボード」で「テキスト入力」に移動し、「編集」をクリックして「Caps Lockキーで<最後に使用したラテン語系入力ソース>入力モードと切り替える」をオンにすると、Caps Lockキーで日本語などの非ラテン語系入力ソースと、英語などのラテン語系入力ソースを切り替えられます。
キーボードにfnキーまたは地球儀キーがある場合は、「キーボード」設定で「fnキーを押して」または「地球儀キーを押して」のポップアップメニューから「入力ソースを変更」を選択すると、そのキーで切り替えられるようになります。
入力モードを切り替える
日本語入力ソースの中でひらがな・英字・カタカナを切り替える操作です。JISキーボードでは、ひらがなはかなキー、英字は英数キーを押します。JISキーボード以外では、ひらがなはControl+Shift+Jキー(またはOption+Shift+Zキー)、英字はControl+Shift+アポストロフィキーです。
PC STORE編集部からの補足|Windowsとの違い
Windowsでは半角/全角キーひとつで日本語と英語を行き来しますが、JISキーボードのMacでは、かなキーと英数キーが分かれています。押したキーでその入力モードになるため、いまどちらの状態かを気にせず打てるのが特徴です。乗り換え全体の操作の違いは「WindowsからMacへ乗り換え|操作の違いを対応表でわかりやすく解説」でも解説しています。
(参考:Apple公式サポート「Macで日本語入力ソースに切り替える」)
ライブ変換をオフにする
Appleによると、日本語入力ソースを設定したあとはライブ変換と従来方式の変換の2つの方法を使えます。ライブ変換を使うと、入力中にひらがなが漢字などの日本語テキストに自動的に変換され、スペースバーを押して個々の単語を変換する必要はありません。
従来方式の変換にする手順は次のとおりです。日本語入力ソースに切り替えたうえで、メニューバーの入力メニューをクリックし、「“日本語 - かな入力”設定を開く」または「“日本語 - ローマ字入力”設定を開く」を選択して、サイドバーで該当の入力ソースをクリックしてから、「ライブ変換」の選択を解除します。
従来方式では、ひらがなを入力してからスペースバーを押して変換します。別の変換候補を選ぶときは、候補表示ウインドウが表示されるまでスペースバーを押し続けてから選択し、Returnキーで確定します。
なお、ライブ変換を使っているときの操作についてもAppleは案内しています。単語全体を入力すると可能性のあるすべての変換が表示され、スペースバーを1回以上押すと追加の候補が表示されます。Escapeキーを押すと、入力したひらがなと変換の下線が回復します。(参考:Apple公式サポート「Macで日本語入力ソースを使用して日本語を入力する」)
PC STORE編集部からの補足|オフにする前に試せること
Appleは、文字が思うように表示されない場合について、アプリで使用しているフォントが候補ウインドウで使用しているフォントと一致していることを確認するか、ライブ変換をオフにして従来方式の変換を使用してください、と案内しています。表示の乱れが理由であれば、フォントの確認が先の選択肢になります。入力の感覚が合わないという理由であれば、オフにして従来方式に切り替えてください。
Windows風のキー操作にする

Windowsから乗り換えた場合に、あわせて確認しておきたいのが「Windows風のキー操作」です。Appleは、このオプションについてキーボードをWindowsキーボードのように操作し、Windowsと同様のショートカットを使用できるようにしますと説明しています。
この項目は、外付けのWindowsキーボードを接続できるかどうかを判断するものではなく、日本語入力時の操作方法をWindowsに近づけるための設定です。
設定の場所は、前章のライブ変換と同じ画面です。入力メニューから「“日本語 - ローマ字入力”設定を開く」などを選び、サイドバーで入力ソース名をクリックすると、同じ一覧の中にあります。
Appleは、あわせてこのオプションを選択した場合は、「Shiftキーの動作」オプションが自動的に「英字モードで入力」に設定されますとしています。Shiftキーの挙動が変わる点は、設定する前に知っておきたいところです。
Windowsからの乗り換えで最初に整えたい設定全般は「WindowsからMacに乗り換えて最初にやる設定」でも解説しています。(参考:Apple公式サポート「Macの日本語入力ソース設定を変更する」)
そのほかの設定項目
入力ソースの設定画面には、ほかにも切り替えられる項目が並んでいます。Appleが説明している内容から、日常の入力に関わるものを挙げます。
- 入力モード:使用する入力モードのチェックボックスを選択します。カタカナや全角英字に切り替えるキー操作は、ここで該当のモードが選択されている必要があります
- Caps Lockの動作:Caps Lockキーで入力モードをひらがなからカタカナまたは英字にすばやく切り替えられるようにします。ただし「入力ソース」設定でCaps Lockによる入力ソースの切り替えをオンにしている場合、このオプションは利用できません
- Shiftキーの動作:Shiftキーでカタカナ入力または英字モードへ切り替えられるようにします
- タイプミスを修正:自動的に日本語のタイプミスを修正したり、入力中に候補を表示したりします
- 推測候補表示:以前に入力および選択した内容に基づいて、最も使用する可能性の高い候補を予測して候補表示ウインドウに表示します
- 句読点で変換:スペースバーを押す代わりに句読点を入力することでテキストを変換できるようにします。「ライブ変換」を選択している場合は使用できません
- 数字を全角入力:数字が全角で入力されます
- 変換学習:よく使う変換先を学習して候補の先頭に表示します。学習による変換の精度が下がってきたときは、「リセット」をクリックして変換履歴を消去し、学習を最初からやり直せます
PC STORE編集部からの補足|変換学習のリセットは戻せません
「変換学習」の「リセット」は、それまでの変換履歴を消去する操作です。学習をやり直したいときの選択肢ですが、消した履歴を戻す手順はAppleの案内にありません。候補の並びが気になる程度であれば、まずはユーザ辞書への登録で対応する方法もあります。
(参考:Apple公式サポート「Macの日本語入力ソース設定を変更する」)
ユーザ辞書に単語を追加する

変換候補に出てこない固有名詞や、毎回打つのが手間な言い回しは、ユーザ辞書に登録できます。Appleの手順は次のとおりです。
日本語入力ソースに切り替えたうえで、メニューバーの入力メニューをクリックして「ユーザ辞書を編集」を選択します。「ユーザ辞書」ダイアログで追加ボタンをクリックし、「入力/読み」フィールドに単語の読みをひらがなで入力します(最大32文字)。次に「変換/語句」フィールドに変換先の単語を入力し(最大64文字)、「追加」をクリックします。
品詞によって書き方の決まりがあります。Appleは、形容詞を追加するときは辞書の形式で読みを入力し、語尾が「〜い」である必要がありますとし、「あたらしい」「たかい」を例に挙げています。副詞を追加するときは、変化語尾(「〜な」「〜だ」など)を含めずに入力します。
削除する場合は、同じく入力メニューから「ユーザ辞書を編集」を選び、削除する単語を選択して削除ボタンをクリックします。Appleは、日本語ユーザ辞書から単語を削除できるとしたうえで、基本辞書からは削除できず、この操作を取り消すことはできませんと説明しています。
絵文字や記号も登録できます。「入力/読み」フィールドに記号の読みをひらがなで入力し、「変換/語句」列をクリックしてから、入力メニューの「絵文字と記号を表示」で目的の絵文字や記号を選びます。(参考:Apple公式サポート「Macの日本語ユーザ辞書を編集する/使用する」)
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よくある質問

入力中に勝手に変換されます。止められますか?
「ライブ変換」の機能です。Appleによると、ライブ変換を使うと入力中にひらがなが漢字などの日本語テキストに自動的に変換され、スペースバーを押して個々の単語を変換する必要がなくなります。従来方式の変換に戻すには、日本語入力ソースに切り替えたうえで、メニューバーの入力メニューから「“日本語 - かな入力”設定を開く」または「“日本語 - ローマ字入力”設定を開く」を選び、サイドバーで該当の入力ソースをクリックしてから「ライブ変換」の選択を解除します。これでひらがなを入力してからスペースバーで変換する方式になります。
Windowsのキー操作に近づける設定はありますか?
日本語入力の設定には「Windows風のキー操作」というオプションがあります。Appleは、これについてキーボードをWindowsキーボードのように操作し、Windowsと同様のショートカットを使用できるようにします、と説明しています。この項目は、外付けのWindowsキーボードを接続できるかどうかではなく、日本語入力時の操作方法を変える設定です。設定の場所は、ライブ変換と同じ入力ソースの設定画面です。あわせて、このオプションを選択した場合は「Shiftキーの動作」オプションが自動的に「英字モードで入力」に設定される、とも案内されています。Shiftキーの挙動が変わる点を確認したうえでお試しください。
ユーザ辞書に登録した単語は、iPhoneでも使えますか?
Appleは、MacとほかのAppleデバイスで同じApple Accountにサインインしているときは、ユーザ辞書がそれらのデバイスで自動的にアップデートされ、利用できるようになります、としています。iOSまたはiPadOSデバイスで内容を確認するには、「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザ辞書」の順に選択します。なお、Macの入力ソース設定にある「追加辞書」については、Mac・iOS・iPadOSで辞書を共有したい場合はユーザ辞書を使用するよう案内されています。
変換候補の並びがおかしくなってきました。
入力ソースの設定に「変換学習」という項目があります。Appleは、かなを漢字に変換する際によく使う変換先を学習して候補表示ウインドウの先頭に表示する機能だとしたうえで、学習による変換の精度が下がってきたときは「リセット」をクリックして変換履歴を消去し、学習を最初からやり直せる、と説明しています。ただしリセットはそれまでの履歴を消す操作で、戻す手順は案内されていません。特定の言葉だけを優先したい場合は、ユーザ辞書への登録で対応する方法もあります。
ローマ字入力とかな入力は、どちらを選べばいいですか?
Appleは、入力ソースを追加する手順の中で、日本語キーボードを使用しない場合はローマ字入力が便利です、としています。入力したローマ字が自動的にひらがなに変換されるためです。かなキーが刻印されたJISキーボードを使っていて、かな入力に慣れている場合は「日本語 - かな入力」という選択肢もあります。両方を追加しておいて、入力メニューから切り替えながら試すこともできます。
まとめ
Macの日本語入力では、目的によって設定を開く入口が異なります。入力ソースを追加する場合は、「システム設定」の「キーボード」から「テキスト入力」の「編集」を開きます。ライブ変換やWindows風のキー操作など、追加した入力ソースの詳細を変更する場合は、メニューバーの入力メニューから「<入力ソース>設定を開く」を選びます。
切り替えは、入力ソースそのものを切り替える操作(入力メニュー・Control+スペースバー・Caps Lock・fnキーや地球儀キー)と、日本語の中で入力モードを切り替える操作(かなキー・英数キーなど)に分かれています。入力中に自動で変換されるのが「ライブ変換」で、入力ソースの設定から選択を解除すると従来方式の変換になります。「Windows風のキー操作」は、Windowsに近いショートカットを使えるようにするオプションで、Shiftキーの動作が自動的に変わる点が案内されています。よく使う言葉はユーザ辞書に登録でき、書き出して保存したり、同じApple Accountのデバイスで共有したりできます。
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